【日本ハム】加藤貴之がキャンプ初日から全開140球…「左のエース」譲らぬ決意

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2024.2.2(金) 07:59

ブルペンで140球を投げた日本ハム・加藤貴(カメラ・越川 亘)

 日本ハムは1日、沖縄・名護と国頭でキャンプインした。加藤貴之投手(31)は初日からブルペンで140球の熱投を見せ、オリックスから新加入した同学年の山崎福也投手(31)に「左のエース」の称号は譲らないと決意した。

 加藤貴が自身の信念を貫き、キャンプをスタートさせた。初日のブルペン、球数は140に及んだ。昨年の138球を上回る熱投に「自分のフォームを大事にしたいので、これまで球数を投げてやってきた。そこは変えずにやっている」。一球一球、確認しながら白球を投じ「まだまだ自分のものではないが、始まったばかりなので」とじっくりと、納得の形を築いていく。

 大きな刺激となる存在ができた。オリックスからFAで同学年の山崎福が入団した。同じ左腕の加入に、加藤貴は「左の一番をもらえるように頑張りたい」と語気を強めた。昨季は開幕投手を任されるなど、ローテの中心を務め切った。山崎福の他にも上原、根本ら、先発候補の左は複数いる現状に「本当に負けないように」と口にした。昨季の立場に甘んじることなく、高みを目指し、左のエースの座は誰にも譲らない。

 実戦登板はキャンプ中盤を想定している。「去年とは体もちょっと変わっていると思うし、タイミングもずれてくる。しっかりと投げながらブルペンで調整して、投げる目安はそこだと思って、体づくりをしたい」。開幕へ、歩むべき道筋は頭に入っている。最良の結果を出すための一歩を、加藤貴が熱く、踏み出した。(砂田 秀人)

 〇…ドラフト3位ルーキーの宮崎は、1軍でのキャンプスタートを「緊張感がありました。硬かったんじゃないかなと思います」と振り返った。練習の合間には新庄監督とあいさつした。昨年11月の新入団会見などで会っていたが、「初めまして」と口にしてしまい、新庄監督から「初めてじゃないんだけどな」と突っ込まれた。「つい。何も考えずに言ってしまいました」と苦笑する一日を終え「本当にうまくなれる環境なので。一日一日を大切に、エスコンでプレーすることをイメージしながらやっていきたい」と意を強くした。

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