ロッテは１日、春季石垣島キャンプをスタートさせた。佐々木朗希投手はブルペン入りはせずにキャッチボールや投内連係、ランニングトレーニングなどで汗を流した。２日にもブルペン入りすると見られ、今季で５年目を迎える右腕は、「今年はじっくりちゃんとピッチング、ブルペンでもそうですけど、いろいろ考えながら試しながらできるのかなと思う」と慎重に調整を進める。

　一問一答は以下の通り。

―２５度を超える夏日でのキャンプイン初日だが。

「そうですね、はい。あの５年目になりますけどコンディションもいい状態で迎えられたかなと思います」

―テーマは。

「去年、おととしとは調整が早かったので、しっかり体作りをやって、その中で少しずつ実戦に向けて調整していこうかなと思います」

―チームスローガン「自分たちを超えてゆく。」のように自身が超えたい点。

　「去年のシーズンも満足のいく結果が出なかったので、しっかり去年、おととしの成績をまずは超えられるようにしたいかなと思います」

―吉井監督は『調整は本人に任せる』と言っていたが。

　「まだ監督と話していないので、具体的に投げる日も分からないですけど、そこは話ながらですね。去年とは違った投球になると思うので、そこは自分のペースでやっていけたらと思っています」

―開幕戦はＺＯＺＯマリンスタジアム。そこへの思いは。

　「そうですね。僕も初めて開幕をＺＯＺＯで迎えるので、すごい楽しみですし、しっかりとそこの開幕カードで投げられればいいかなと思っているので、そこに向けて準備していきたいなと思います」

―ブルペンの予定。

　「ピッチングコーチと話をしてからになります。すぐに入ると思います」

―ブルペンでは何を重視するか。

　「試合は早くあるわけではないですし、自分の感覚を大切にしながら、徐々に球数を増やしていけたらなと思います」

―２７日に契約更改会見をし、すぐにキャンプイン。

　「練習はしっかりとできていたので、いい準備をして今日を迎えられましたし、今日もしっかりと動けてよかったなと思います」

―昨年よりも時間がある。多めにやりたい練習は。

　「トレーニングをしっかりやって、去年よりもそこを重点的にやりながら、徐々に実戦に向けて投げられたらなと思ってます」

―ＷＢＣがあった昨年は調整が早く、ボールへの対応もあったが、今年は余裕もある。

　「去年よりも仕上がりを急ぐ必要もない。去年は急いで調整を進めて、早め早めのピッチングを完成させるために必死だったので、今年はじっくりピッチング、ブルペンでもそうですけど、いろいろ考えながら試しながらできるのかなと思います」

―指揮官は、１５～２０日に実戦で２月末での対外試合登板のプランを上げたが、そこまでどう出力を上げていくか。

　「（吉井監督とは）まだ話していないので話があると思うんですけど、ピッチング自体はやっているのであとはそのときそのときの課題と向き合いながら投げるだけかなと」

―今の課題は。

「球数はまだそんなに投げていないので数を増やしていって、その中で日によって精度も違うと思うので、なるべく自分の思うような感じで投げられるようにしたい」

―１年間ローテを守るために必要なことは。

　「しっかり土台となる体の強さだったり、そこをオフでしっかりやってきたので、それを継続して。今年はそれが去年より長く取り組めると思うので。そしたら体の強さだったり、パワーだったりはついてくると思うので、そこをけがしないようにトレーニングできたらと思います」

―フォームの微修正などは考えているか。

　「変化球は実戦に入ってバッターの反応を見ないと、正直分からない。フォームに関してはそこまで大きく変えることはないので。その日その日によって違うので、感覚を大切にしてやりたい」

―５回目のキャンプで持ち込んだ物は。

「日焼け止めですかね」

―美白の理由は？

「理由ですか…？（笑い）日々のケアです」

―１６５キロの最速記録の更新も期待されるが。

「去年、別に１６５キロ投げようと思って投げたわけじゃないので。そこはトレーニングだったり、フォームだったり、より良いものを常に求めてるので、そこで（球速は）ついてくるのかなとは思ってます」。

―直球をこうしたいみたいなイメージは。

「そうですね。もちろん被打率とか、もう少し下げたいですし、真っすぐだけではどうしようもないと思うので、変化球が大事になってくると思う。総合的にレベルアップしたいなと思ってます」

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