【ロッテ】佐々木朗希に立ちはだかる「25歳ルール」…譲渡金に雲泥の差、周りを納得させる成績求められる

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2024.1.28(日) 06:05

「優勝」としたためた色紙を披露する佐々木朗希(カメラ・佐々木 清勝)

 ロッテ・佐々木朗希投手(22)が27日、ZOZOで契約更改会見を行った。合意を発表した26日に12球団大トリで現状維持の年俸8000万円(推定)でサインしていた。早期メジャー挑戦の要望もあり交渉が長引いたとみられ、会見は異例の謝罪からスタート。165キロ右腕は「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」と初めて公の場で挑戦希望を明言し、プロ5年目となる今季の目標を「キャリアハイ」に設定した。球団側はオフごとに話し合いを継続するとした。

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 22歳の令和の怪物を巡る今季の契約はひとまず決着したが、今後も綱引きは続く。早期メジャー挑戦のために現実的なポスティングシステムは球団の権利。例えば「25歳ルール」を“クリア”してドジャースに移籍した山本の場合はオリックスに72億円超の譲渡金が入る見込みだが、25歳未満の場合はマイナー契約に限定された上に、譲渡金は1~2億円程度になってしまい球団のメリットが薄い。球団によれば朗希は1年目から弁護士を代理人として交渉し挑戦の意思を伝えてきたということからも本気度が伝わる。その時期を具体化させようとすれば、代理人を介した話し合いが長引くのも無理はない。

 松本球団本部長は「(25歳ルールは)あまり意識せずに毎年しっかり話し合う」と早期移籍の可能性に含みを残した。それには1年間周囲を納得させる成績を残すことが不可欠だろう。23歳だった大谷は17年オフに海を渡ったが、15年に最多勝などを獲得。16年にはリーグMVPを獲得し日本一に貢献し、快く送り出された。一方で朗希はどうか。22年の完全試合などインパクトは強烈だが、シーズンを通した圧倒的な数字はまだ残せていない。1年間しっかりとローテを守り、チームを願わくば優勝に導びくこと。強調した「キャリアハイ」は大前提になるだろう。

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