【ロッテ】佐々木朗希は現状維持8000万円 メジャー挑戦希望を明言も「まずは目の前のシーズンをプレーすることが大事」

スポーツ報知

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2024.1.27(土) 13:57

会見する佐々木朗希 (カメラ・佐々木 清勝)

 ロッテ・佐々木朗希投手の会見が27日、ZOZOマリンで行われた。前日に球団から契約合意が発表され、同日中に現状維持の年俸8000万円(推定)でサインして単年契約。12球団大トリで契約を更改し、自費キャンプを直前で回避した右腕は、今季の目標には「キャリアハイ」を掲げた。

 約2か月ぶりの公の場となったこの日、会見場に現れた佐々木朗希は「ファンの皆様に報道等で誤解など、ご心配をお掛けしてしまった。それをまずはファンの皆様に、最初に伝えたいと思っています」と、開口一番にファンに謝罪した。

 4年目で初の契約更改を越年。ポスティングによる早期のメジャー挑戦要望が報じられ、23年度から労組・日本プロ野球選手会を脱退していたことも明らかになるなど、思わぬ形で注目を集めていた。現状維持でのサイン。交渉は年内に一度本人も立ち合ったが、基本的には代理人を通じて行われた。キャンプイン直前まで長引いたことについては「いろいろなことを球団とじっくり、時間をかけて話をさせていただき、お互いにしっかり納得する形で契約できたと思っている」と説明した。

 夢のメジャーへの思いは入団当初から変わらない。「(メジャーへの思いは)野球を始めた頃、小さい頃からです。入団当初から僕の目標や気持ちは球団とはお話ししていたので、もちろん毎年毎年そういうコミュニケーションはとってやってますし、その中で球団の方にも理解をしていただいてるとは思っている、そういう認識です」。改めてメジャー挑戦の意向も明確に示した。

 早期の米挑戦にはポスティングが現実的だが、25歳未満ではマイナー契約(メジャー出場は可能)しか結べず、契約額に連動する球団への譲渡金は大きく減少。朗希が25歳を迎える26年までは容認しがたいのが現状だ。この日、松本尚樹球団本部長は交渉中のポスティングに関するやりとりを否定した上で、早期での容認の可能性については「どのタイミングになるかは別として、将来的には本人は絶対行きたいと、オフに毎年毎年そういう話をしてます。(25歳の区切りは)あまり意識せずに毎年しっかり話し合うということですね」と、言うにとどめた。

 昨年は開幕前にWBCで2試合に先発し、侍ジャパンの一員として世界一に貢献した。シーズンでは15試合に登板して7勝4敗、防御率1・78をマークしたが、右手中指のマメや脇腹の肉離れなど3度の離脱もあり、自身初の規定投球回到達には至らなかった。さらなる飛躍が期待される令和の怪物は「具体的な数字はむずかしいですけど、キャリアハイだったり、目指さないといけない。将来的にメジャーリーグでプレーしたい思いはありますけど、まずは2024年をしっかり、目の前のシーズンをプレーすることが大事だと思っています」と力を込めた。

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