【日本ハム】上原健太が“脱バキバキ”へ「できれば体脂肪は上げたい」…投打二刀流は「やめる理由ない」
スポーツ報知
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2024.1.27(土) 05:57
日本ハム・上原健太投手(29)が26日、沖縄・名護での先乗り自主トレでブルペン入りし、捕手を座らせて63球を投じた。開幕ローテ争いに挑む中で「体脂肪率に関しては、むしろ上げたい」と独自の考えを披露。年間通じてのフル回転へ決意を示した。
1月上旬から2日に一度のハイペースで投げ込みを行っており「(例年より)ペースは上げている。(照準はキャンプ)第2クールぐらい。そこでしっかり今のコントロールを出せれば」と地元・沖縄で汗をぬぐった。
今オフは徹底したウエートトレーニングで体重が約3キロ増の94キロに。現在の体脂肪率は約11%だが「できれば15%まで上げたい」と“脱バキバキボディー”を目指していると明かした。体脂肪率を増やす理由は、年間通じてハイパフォーマンスを持続するため。昨季キャリアハイ4勝を挙げた左腕は“燃費のいい車”を理想に掲げる。
「筋力だけあると、エネルギーを使う時に筋力から削り取る。脂肪からエネルギーを供給できるイメージがいい。体は重くなるので走るのは遅くなるかもしれないけど、そっちの方が大事なので。筋力だけあっても維持するのが大変なんですよ。燃費の悪い車みたいな感じっす。体脂肪がないとハイオクのリッター3キロくらいなので(笑い)」
昨季はプロ8年目で初めてシーズン100イニングを突破するも、1登板ごとに体重が減少。「僕は体脂肪より筋肉量が圧倒的に多い。筋肉量から削り取られて落ちていた。それをなくしたい。筋肉が落ちると、戻すのがめちゃくちゃ大変。みんな体脂肪を落として筋肉量を上げる、というイメージですけど、僕はどっちも上げていくイメージですね」と食生活にも気を配りながら、反省を生かして今季に臨んでいる。
21年秋から挑戦する投打二刀流については今年も「こっそり」継続する。3年目に突入するが「練習をしていてマイナス部分がないんです。やり始めてから(投手成績も)キャリアハイになってきている。別にやめる理由がない」。打者心理の理解や下半身から上半身への力の伝達の仕方など、さまざまな面でメリットを感じており「すごく投球に生きている。でも(打撃)練習はコッソリ。誰にもバレないように」と笑った。
この日のブルペンでは当初予定していた40球を大幅に超えたが「やりたいことがあって、それをずっとやっていたら気付いたら過ぎていました」と充実の様子。2月1日からは若手投手たちと開幕ローテの枠を争うことになる。春季キャンプに向け「同じ実力、同じアピールだと間違いなく若手が使われる。それは忘れないように、それ以上のアピールを。『これだったら計算が立つからちょっと外せないな』って思ってもらえないと。そこは肝に銘じてやりたい」と背番号20。首脳陣からの厚い信頼と理想のボディーを両方手に入れる。
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