西武・平良海馬投手が２２日までに沖縄・宮古島での自主トレを公開。奪三振数増へ、新球“ジャイロスライダー”の習得に取り組んでいることを明かした。

　１月下旬でも気温２０度を超える郷里の気候に自然と体も動く。「暖かくて調整もしやすいです」。先発２年目の右腕が目指すのは奪三振数増。そこで乗り出したのが“ジャイロスライダー”のマスターだ。ヒントになったのは同僚の今井のスライダー。「今井さんが左打者からすごく三振を取っていたので。基本的に変化はあまりしない小さいスライダーという感じ。横ではなく縦に沈んでいくというイメージです」と説明。機器を用いて回転数などをチェックしながら精度を高めていく考えだ。

　最速１６０キロの球速アップも視野に入れる。「速ければ速いほどいいと思います。去年は平均で１５２キロ出ていたのでそれよりは上げたい」。その土台を作るべくウエイトトレーニングも重視し体重は６キロ増の９９キロになった。先発転向１年目の昨季はチームトップの１１勝を挙げて奪三振数はリーグ３位の１５３個。「もう少し三振を取って支配的な投球をしていきたい」。新球も加えてパ・リーグの打者を力で圧倒していく。

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