【西武】今井達也投手が自主トレを公開「三振を取れる投手というのが一番」

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2024.1.19(金) 17:09

鴻江寿治トレーナー(右)の指導を受ける西武・今井達也投手(カメラ・秋本 正己)

 西武・今井達也投手が19日、福岡県内で行われていたトレーナーの鴻江寿治氏が主宰する「鴻江スポーツアカデミー」のキャンプを打ち上げた。

 違いがよくわかる。昨年に引き続き巨人・菅野、米大リーグのメッツ・千賀晃大らを指導した鴻江氏に師事。昨年、初めて参加した“鴻江キャンプ”では「5年間落ちなかったフォークボールが5秒で落ちた」と驚きを口にしたが、今年も新たな気づきがあったという。キャンプ初日の17日、坂道をダッシュで下ると、1年前と違った感覚が体にあった。「1本1本走った時の疲労感というか、そういうのが全然違うなっていうのを感じましたね」。鴻江氏から教わり、継続してきたことが正しかったと改めて実感した。

 一昨年の5勝から、昨年は1月の自主トレで鴻江氏に受けた指導を投球に生かし、初めての2ケタ勝利となる10勝を記録。下半身から始動する投球フォームに改良したことが奏功した。今年は再びフォークボールの習得に挑む。「去年もいろいろ教えていただいたんですけど、シーズン中は投げるタイミングがなかなかなかったので。自分の体に覚えさせるのはやっぱり難しいので、反復練習して何とか覚えたいとは思います」。今回のキャンプにはロッテ・種市も参加。フォークボールを得意とする右腕からもアドバイスを仰ぐ。150キロ台後半の速球にスライダー、チェンジアップなどの持ち球にフォークボールが加われば、投球の幅がさらに広がるはずだ。

 三振にもこだわりをみせる。「確実にアウトを取るためには三振。三振が多い投手というのが一番いいと思うので、そこは目指したい」。昨季、133投球回で130だった奪三振の数をもっと増やしたい。スタミナには自信を持つが「投げられるんですけれど、球数は減らしたい。7回で100球くらいが目安。本来であれば中5日で回りたいので」と新たな目標を掲げた。

 「投げること以外でもトレーニング、走り方、歩き方と1個1個の動作をもっともっと意識して大事にやっていかないと。投げる時だけ意識するというのはなかなかできない」と今井。日常生活の小さな動きすべてがマウンドへ、さらには勝利につながっていくことを再認識した自主トレになった。

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