【日本ハム】田中正義がクローザー死守へ「9回を任されるような球を」新球種交えブルペンで熱投

スポーツ報知

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2024.1.14(日) 22:10

ブルペンで力投する日本ハム・田中正義(カメラ・堀内 啓太)

 日本ハム・田中正義投手(29)が14日、守護神の座を守り抜く決意を示した。千葉・鎌ケ谷での自主トレでブルペン入りし「そこ(9回)を任されるような球を投げていきたい」と挑戦中の新球種を交えて約40球を投げ込んだ。

 移籍1年目の昨季はキャリアハイの47試合に登板。守護神として25セーブをマークした。この日は昨年から挑戦中のジャイロフォークに加え、習得中のスイーパーも試投。「ちょっと曲がりのデカいスライダーみたいな感じ。カウント球、決め球でやっていけたら。いい感じなので磨いていきたい」とさらなる進化に向けて手応えを口にした。

 新アイテムも駆使する。今オフは「ドライブライン」社製の大きさ、重さの異なる4種類のボールを使い分けながら丁寧に投げ込みを敢行。「どんな球でも思ったとおりに操れるように。変化があっても結果を同じにする。どんな環境でも常に同じパフォーマンスが出るように、ってイメージです」と意図を明かした。毎日、体のコンディションが微妙に変化する中でも投げ続けるのが救援陣。「一日として同じ感覚の日はないので。それでもパフォーマンスは安定できるように」と視線を先に向けながら準備を進めている。

 チームは新庄監督も期待を寄せる最速162キロ右腕のザバラなど計4人の外国人投手を一気に補強。今季の目標に「セーブ王」を掲げる29歳は「とにかく一年間1軍にいて勝ち試合で投げ続けられるように。まだまだしょぼいんで、もっともっと頑張ります」と静かに闘志を燃やした。

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