【日本ハム】ルーキー・宮崎一樹、調布シニアの先輩・清宮幸太郎との共闘誓う

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2024.1.12(金) 12:49

ティー打撃で豪快なスイングを披露する日本ハム・宮崎(カメラ・山口泰史)

 日本ハムのドラフト3位ルーキー・宮崎一樹外野手(22)=山梨学院大=が11日、調布シニアの先輩・清宮幸太郎内野手(24)との共闘を誓った。シニアはほぼ入れ替わりで、すでに有名だった清宮は雲の上の存在。あこがれることをやめることはできないが、プロの世界で同じユニホームを着て、共に中軸を担う決意を語った。

 同じユニホームを着ても、身近な存在ではなかった。ドラ3ルーキー・宮崎にとって、清宮は調布シニアの2学年先輩。すでに世間に広く知られた存在だった。「中学時代とかもう、『うわ清宮幸太郎だ!』みたいな感じだった。(清宮は宮崎を)見たこともないんじゃないですかね。入れ違いみたいな感じだったので。同じユニホームは着ているが、そんな感じでした」と振り返った。

 その先輩とプロの世界で再会。「もともとしゃべったことがなくて、自分的には初めましてという感じで行ったんですけど、よろしくみたいな感じでグータッチしてくれました」。WBCでは大谷の「あこがれるのをやめましょう」が注目を集めたが、宮崎は「同じユニホームを着てやれるのは楽しみだなと思っている。(ライバルとか)そんなこと言える立場ではないですけど、一緒に頑張りたいなと思います」とうなずいた。

 遠投120メートル、50メートル走は5秒91を誇る身体能力が武器。184センチ、84キロと体格にも恵まれ、飛距離も大きな魅力だが「打撃なら投手のレベルが変わってくればどうなるか分からないけど、足とか肩は相手によって変わるものではない。そこはアピールしていきたい」とまずは肩と足で、新庄監督にアピールしていく。

 この日は千葉・鎌ケ谷の球団施設で、第1クール最終日となる新人合同自主トレ3日目に参加。ダッシュやキャッチボール、ティー打撃などで汗を流した。「自分の力がどこまで通用するか分からないが、1年目どこまでできるか。自分自身も楽しみにしていければ」と笑った宮崎。スコアボードに清宮とともに名前が並ぶ日を、自らの力で引き寄せる。(山口泰史)

 ◆宮崎一樹(みやざき・かずき)2001年8月30日、東京都生まれ。22歳。山梨学院では3年春夏の甲子園に出場。いずれも背番号は2ケタだったが、計3試合に出場し8打数3安打2打点をマーク。山梨学院大へ進学し、4年時には日米大学野球の日本代表に選出された。実家はそば店を営むが、自身はそばアレルギーで食べられない。184センチ、84キロ。右投右打。

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