オリックス・宇田川優希投手（２５）が１０日、減量の成果に手応えを示した。昨年末から１週間、“誘惑”が少なそうな鹿児島・種子島で島ごもり自主トレを実施。昨年の同時期に１０３キロあった体重を９６キロまで絞った。

　動きも言葉も軽やかだった。「去年とは全然、違います。走っていても軽く感じます」。この日は大阪・舞洲で自主トレ。「続けていきたい」と、うなずいた。昨年２月のキャンプで減量指令を受け、中嶋監督や同僚からもカロリーをチェックされた。１年がたち、スリムな体を手に入れた。

　昨季は４６試合で４勝０敗、２セーブ、２０ホールド、防御率１・７７。上半身のコンディション不良による１か月半以上の離脱があったことを踏まえ、種子島では筋力強化など頑丈な体づくりに励んだ。外食は一切せず、食事は「毎日、食べていました」と低カロリー、高タンパクで知られる馬肉や野菜が中心。好物だった揚げ物やスイーツは手をつけなくなった。

　同じ９８年生まれの山崎颯らとともに「けがなく一年間、１軍で投げたい」と、セットアッパーとしてチーム最多ホールドを目指している。昨年１１月の優勝パレードで中嶋監督から「太んなよ」とクギを刺されたが、心配無用。“過去イチ”ボディーでハードに戦う。（長田　亨）

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