オリックスの新人選手が８日、大阪・舞洲の選手寮「青濤（せいとう）館」に入寮した。昨年のドラフトは１位から４位が高校生、５位から７位は社会人。３投手ともに即戦力として活躍が見込まれ、ドラフト５位の高島泰都投手＝王子＝もプロの門をくぐった。

　明大で準硬式に所属し、４年時に１５０キロを計測した遅咲きの右腕。広島からＦＡで加入した西川と同じ王子から入団した。入寮時には、王子製品のトイレットペーパーを持ち込み「本社の方に鼻セレブとネピアのトイレットペーパーをいただきました」ときっちりＰＲ。昨年の契約更改もチェックしていたようで「頓宮選手が『ダブルがいい』（京セラドームのトイレットペーパーをダブルに変更希望）と言っていたので、ダブルを持ってきました！」と気を利かせた。

　ドラフト７位の権田琉成投手＝ＴＤＫ＝は、一昨年１０月に開催されたＵ―２３Ｗ杯（台湾）で守護神として大会ＭＶＰに輝いた右腕。「親が回ってくれた大切なものなので…」と御朱印帳を持参した。ＴＤＫの先輩は１軍のリリーフでフル回転している小木田。「敦也（小木田）さんが自分が先発して、２人で試合を終わらせられれば最高だな…という話はしました」とＴＤＫリレーを夢見た。

　社会人３人の背番号は、高島が昨季まで宇田川がつけた９６、古田島が９７、権田が９８。「ぜひ、９０番台を社会人の出世番号にしてほしい」（牧田編成部副部長）と球団の期待値は高そうだ。

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