ロッテ育成5位・富山紘之進「自分の武器は肩」強肩でアピールだ!

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2024.1.2(火) 10:00

ロッテの育成5位・富山紘之進[撮影=岩下雄太]

 「評価してもらったところは肩なので、自分の武器は肩だと思います」。

 ロッテの育成ドラフト5位・富山紘之進捕手の強みは“肩”だ。担当した松田進スカウトも「肩の強いキャッチャーで、体もまだ細いので、伸びしろがあるキャッチャーです」と評価する。

 肩を強くするために学生時代に取り組んできたことについて富山は「ウエイト関係ではあまりやっていないんですけど、肩を強くする部分にあたっては遠投をよくしたり、遠い距離をどれだけ早いボールで、低いライナーで投げたりしていた。そういうところで肩が強くなっていきました」と明かす。

 高校時代には二塁盗塁を試みた選手を、二塁ベース手前で悠々アウトにしたことも。「送球も3年生から低い球を結構投げられるようになってきて、肩が強い部分。思いっきり投げてしまったら、コントロールの乱れとかもつくので、楽に投げることを意識してやっていた。試合とかも楽に投げたと思います」と自己分析。

 捕手として受けてみたい投手については「日本で一番速い佐々木朗希投手の球を受けてみたいなという気持ちはあります」と話す。佐々木朗希は最速165キロを誇るが、高校生ではなかなか150キロを超える投手はいない。富山も受けてきた中での「最速は140キロくらいです。経験は浅いんですけど、ここから練習していきたいと思います」と意気込んだ。

 また、打撃については「ホームランとか出てからはバッティングにも力を入れていきたいというところはあるので、しっかり頑張っていきたい」と意欲を見せた。

 体の細さの部分についても、昨年12月7日に行われた新入団選手発表会で「新しい自分の目標は体改革です」話し、「自分はまだ体が細いので、1年目はしっかり体を作って、2年目から支配下登録を目指していきたいと思います」と語った。

 「まずはプロ野球の環境に慣れて、体をしっかり作って最初の目標は支配下登録なので、支配下登録されて、最終的にはロッテの正捕手になれるように頑張っていきたいと思います」。ロッテの捕手陣は近い世代でも同期のドラフト5位・寺地隆成、2学年上には松川虎生、育成の村山亮介がいる。まずはプロで戦うための体を作り、セールスポイントである強肩をファームの舞台で披露していきたい。

▼ 富山紘之進
背番号:137
生年月日:2005年9月18日生
守備位置:捕手
身長 / 体重:181センチ / 70キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:会津北嶺高-ロッテ(育成ドラフト5位)

取材・文=岩下雄太

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