スポーツ報知のカメラマンが２０２３年に激写した数多くの写真から“年イチ”のベストショットを紹介する企画。オリ姫を悶絶させた渡辺了文記者編です。

＊　＊　＊

　６月９日。“事件”は京セラドームで起きた。ＤｅＮＡ戦の試合前練習。宮城大弥投手がグラブを手にした。キャッチボールを始めるのか。「歩き出したな」と思ってファインダーをのぞいていると、次に予想外な動きを見せた。

　何と、足を伸ばして座っていた山本由伸投手の太ももに、ごろ～んと頭を預けたのだ！

　「ま、ま、まさかの膝枕？」

　突然の出来事にも由伸投手はまんざらではない様子で、宮城投手の頭をナデナデしていた。息がお互いの顔にかかる至近距離。表情まではうかがえなかったが、まるで恋人同士のようだった。

　Ｘ（旧ツイッター）アカウント「オリほーーーち」で、この画像を投稿したところ、リポストが３５００件以上。オリ姫たちはラオウばりに昇天しまくった様子で「京セラの芝になりたい」「ちょっと宮城くん、そこ代わって」「朗希と宏斗が嫉妬する」などと散々こじらせていた。だが実を言うと私（４０代のおっさん）だって撮影しながら「ギャーーーーーッ！！」と叫んでいたのだ（もちろん心の中で）。

　由伸投手は「彼女ヅラしてきます」「勘違いすんな」と宮城投手を突き放していた様子（笑）。そこもキュンキュンポイントだった。（大阪編集センター・渡辺了文）

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