楽天・今江敏晃監督（４０）が２８日、来季の勝ちパターンを若手投手陣につかんで欲しいと奮起を促し、中継ぎに転向する藤平へ「大いに期待しています。藤平は特に期待してます」と飛躍を求めた。

　勝負の１年になる。今季、藤平は開幕ローテ入りをつかんだが１１登板で２勝４敗。夏場は２軍での調整が続いたこともあり、指揮官は「先発として３、４イニングくらいはピタッといくけど、４、５回くらいになってくるとどうしても考えすぎて後手後手に回ってたことがあった」と指摘した。

　中継ぎ転向の狙いは「ショートイニングでバチっといけばうまく自信を持って次に臨める」と説明。直球の強さは一級品の右腕に「体力があるので先発でローテで１週間に１回より、毎日ボール投げてるほうが感覚的にもいい」と環境を変えることを提案したようだ。

　絶対的守護神だった松井裕はパドレスへ移籍。新人の渡辺翔は８回に定着するも経験や実績はまだ浅い。若手の台頭を目指す今江・楽天だからこそチャンスはたくさん転がっている。（内藤　菜月）

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