【ゴールデンスピリット賞】日本ハム・宮西尚生が表彰式に出席「ファイターズブルペン陣の代表として来た」

スポーツ報知

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2023.12.21(木) 15:00

栗山英樹野球日本代表前監督(右)に祝福され、トロフィーを手に笑顔を見せる宮西尚生(カメラ・関口 俊明)

 プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「第24回ゴールデンスピリット賞」を受賞した日本ハム・宮西尚生投手(38)が21日、東京都内で行われた表彰式に出席した。救援陣が公式戦で挙げたホールドとセーブの総数に応じた支援額を決める活動を2015年に始め、18年からは一般社団法人「北海道こどもホスピスプロジェクト」を支援先に。個人ではなく投手陣全体で継続的に支援する仕組みを作ったことなどが評価された。

 グレーのスーツに身を包んで登壇した宮西は、金色のトロフィーを握りしめ「この度は栄えあるゴールデンスピリット賞を受賞することができ、大変光栄に思います。ノミネートされた選手、コーチの皆様の取り組みはどれも素晴らしいものばかりで、いまだ信じられない気持ちでいます。これまで支援させていただいた団体の皆様のご尽力なくして、私がこの場に立つことはありません。深く感謝申し上げます」と受賞への率直な思いを口にした。

 15年から中継ぎ投手全体での支援を継続。現役最多839登板を誇る鉄腕は「9シーズンともに腕を振り続けたピッチャー一人一人の顔が、思い浮かびます。私がけがや不調で苦しんでいる間、私の分も頑張ってくれた先輩、後輩たちがいてくれたからこそ、今回の受賞につながったと思います。今日はファイターズブルペン陣の代表として来たという気持ちでこの場に立たせていただいております」と、チームメートへの感謝も忘れなかった。

 球団では2010年のダルビッシュ有(現パドレス)以来、13年ぶりの受賞。そのダルビッシュの姿が社会貢献活動を始める大きなきっかけとなっただけに「彼もメジャーの舞台でまだ第一線で頑張っています。私も負けじとマウンドに立ち続け、そしてこの賞に恥じぬよう、今後も社会に貢献してまいりたいと思います」と、39歳で迎える来季もフル回転することを誓った。

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☆野球日本代表前監督・栗山英樹氏(GS賞の選考委員として表彰式に出席。日本ハム時代に監督、選手の間柄だった宮西へ)「長く野球を一緒にやってきましたが、どんな状態であっても緊張しないミヤ(宮西)が『いや、今日は緊張しております』と。初めて見たなっていう感じですけれども(笑い)現場の監督としてやっぱりすごく心に残ったのは、選手というのは自分の調子が良くて活躍してる時はいろいろなことができるんですけど、なかなか自分の状態が上がらなかったりけがをしたりすると、そういったものが止まってしまう状況がある。ですが今回ミヤの場合はそういう状況でも『社会のために』という思いを持ってずっとやり続けてくれた。それは一緒にやった仲間としても本当にうれしかったですし、これから野球選手がぜひ目指してほしい姿だったので、今回は本当にふさわしい選択だったかなと思っています。ぜひこれから、これをきっかけにまだまだ大活躍してくれると思うので、頑張ってほしいと思います」

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