【オリックス】宮城大弥、変幻自在!対クリーンアップ“圧投”…記録2023
スポーツ報知
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2023.12.18(月) 12:00
宮城は21年13勝、22年11勝に続き、今年は10勝。3年連続2ケタ勝利を達成した。球団で、高卒4年目までに3度の2ケタ勝利は阪急時代のルーキーイヤーの54~57年に4年連続2ケタの梶本隆夫、57~59年に3年連続の米田哲也に次ぎ3人目だ。
とりわけ対クリーンアップでの好投が目立つ。パの規定投球回に達した9人のうち対クリーンアップの被打率は.182(181打数33安打)でトップ。打順別では対3番の.203、対5番の.107がNO1だ。打者との対戦回数別の被打率も一、二、三巡目で.251→.169→.185と変幻自在の投球でうまくかわしている。
パのクリーンアップの対戦相手別では対ロッテが.064(47打数3安打)とダントツの数字。特にポランコ、山口、中村奨には各10打数無安打と完璧に抑えており、それが敵地では最多のZOZOで3勝0敗という数字にもつながっている。
▼…チーム防御率2.73はパでトップ。球団では、58年2.54以来の低さ。チームが2.73以下のシーズンは個人で最優秀防御率を獲得しておらず、チーム防御率2.73以下でチームと個人共に1位は初。
▼…3年連続で投手主要4部門トップの山本は23試合に登板し、被本塁打はわずか2。100回以上投げて被本塁打2は両リーグで最少。また、規定投球回に達した投手でシーズンの被本塁打2は2リーグ制以降では56年の稲尾和久(西鉄)、12年のウルフ(日)と並び最少だ。
▼…山本は2ストライク後の被打率が.1379。東(D)の.1376に次ぎ両リーグで2番目だ。パでは20年.125、21年.112、22年.122に続き4年連続トップで、90~93年の野茂英雄(近鉄)に並び最多。
▼…山崎福の試合開始時間別の成績では
種 類登板勝―敗 [防]
デ ー8 7―0 1.99
薄 暮1 0―0 1.80
ナイト14 4―5 4.16
で、デーゲームでは無敵。規定投球回(デーゲームの試合数)を満たした投手で無敗は両リーグ唯一で、7勝も最多。
▼…山崎福はプロ9年目で11勝(23試合全て先発)し、自身初の2ケタ勝利。投球回は130回1/3で、規定には12回2/3足りなかった。球団で20試合以上先発し、規定不足ながら11勝以上挙げたのは56年阿部八郎の14勝(先発27試合)、柴田英治の12勝(同26試合)、89年山沖之彦の11勝(同22試合)に次いで4人目。
▼…FA移籍した森は対西武との規定打席(25試合×3.1)以上で72打数23安打で打率.319とパの“首位打者”だ。開幕戦の西武戦では9回に青山から同点ソロ本塁打。FA移籍選手が古巣との開幕戦初本塁打では初。
▼…初の規定打席到達で打率.307で首位打者のタイトルを獲得した頓宮。規定打席到達の22人で初球打ちの打率が.559(34打数19安打)とパ1位。また、イニング先頭での打率が.348、それ以外が.294と、積極的なバッティングが光った。
▼…頓宮はシーズン123安打。パの首位打者で125安打以下は6人目(5位タイの少なさ)で、右打者では75年の白仁天(太平洋)以来2人目。また、パの首位打者で三塁打0は53年の岡本伊三美(南海)、86年の落合博満(ロ)、89年のブーマー(オ)、07年の稲葉篤紀(日)に次いで5人目だ。
▼…紅林が5月24日の楽天戦で松井裕からサヨナラ2ラン。21歳3か月でのサヨナラ本塁打は球団では62年4月14日の近鉄戦の矢野清の21歳9か月を抜いて最年少。
▼…シーズン途中に巨人から移籍した広岡。5月28日の西武戦で、移籍後初となる2ラン。巨人でも5月5日の中日戦で本塁打を打ち、同一シーズンの両リーグ本塁打は73年ロバーツ(ヤ、近鉄)、94年岸川勝也(ダイエー、巨)、11年大村三郎(ロ、巨)、19年モヤ(中、オ)、21年加藤翔平(ロ、中)、炭谷銀仁朗(巨、楽)、中田翔(日、巨)に次いで8人目。
▼…新人の茶野が6月1日の広島戦でプロ初の本塁打が満塁本塁打。育成出身ルーキーでは史上初。球団では36年秋の山下実、56年米田哲也、12年川端崇義に次ぐ4人目。(恩田 諭)
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