国内ＦＡ権を行使して広島からオリックスに移籍した西川龍馬外野手（２９）が１６日、Ｒソックス・吉田正尚外野手（３０）と福井・敦賀市内でトークショーを行った。敦賀気比の１学年上の先輩の前で「来季は正尚さんを超えるような成績を残したい」と堂々と言い切った。

　今季は規定打席に到達して自己最高となる打率３割５厘（リーグ２位）をマークしたものの、９本塁打、５６打点。吉田のシーズンキャリアハイ（打率３割５分＝２０年、２９本塁打＝１９年、８８打点＝２２年）に遠く及ばない。「今年はけがもしたし、パッとしない、物足りない」。吉田が昨季まで着けていた背番号７を継承するからこそ、自らに高いハードルを課した。

　吉田も「（１５年ドラフトの）同期入団だし、切磋琢磨（せっさたくま）してきた。彼がオリックスに決まりましたし、不思議な縁もある。気になる存在です」とエールを送り、自らも「メジャーは１６２試合ある。今年は１４０試合しか出られなかったので、試合数を増やして、数字を上げられるように」と飛躍を誓った。北陸で育った天才コンビが日米球界を盛り上げていく。（表　洋介）

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