【日本ハム】現役ドラフトで加入の水谷瞬外野手「開幕スタメン」目指し「名前を売っていきたい」

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2023.12.16(土) 07:19

入団会見を行い、木田優夫GM代行と握手する日本ハム・水谷瞬(カメラ・堀内 啓太)

 現役ドラフトでソフトバンクから加入した日本ハム・水谷瞬外野手(22)が15日、エスコンで入団会見に臨み、自身初の開幕スタメンを目標に掲げた。紺のスーツ、黒縁メガネ、ブレイズヘアで登場。「ミドルネームが『ジェッシー』なので、北海道の皆様にもそう呼んでいただけたらうれしい。野球選手である以上、開幕1軍、開幕スタメンは誰もが目指している。名前を売っていきたい」と決意した。

 ナイジェリア人の父を持つ193センチ、99キロのスラッガー候補は、万波らと同じ00年度世代。1軍経験こそないが同じ右打ちの万波とはソフトバンク時代から交流があり「中学時代から有名で今年の成績もあって高い存在…。もうマンチュウとも言えない。万波さんと言わせてもらいます(笑い)」とジェッシー。1軍デビューに向けて外野全員をライバルに挙げ「競いたい」と挑戦状をたたきつけた。

 高卒5年目の今季は2軍で83試合に出場し、打率2割5分9厘、4本塁打、35打点をマーク。「数字に残らない部分でも手応えを感じた」と初めて故障無くシーズンを完走した。来春キャンプでは第1クールから紅白戦2試合を実施予定。新庄監督は野手全員を起用する方針で、早速実戦でのアピール機会が巡ってくる。オフに単身でのハワイ自主トレを計画中の22歳も「持ち味の長打力をアピールしたい」と腕をまくった。

 昨年の現役ドラフトで阪神に移籍した元同僚の大竹は、今季チームトップ12勝で日本一に貢献。「一緒にプレーしていた大竹さんが活躍をされた。『今年は自分だ』という気持ちがある」。訪れた転機―。移籍を「チャンス」と捉えるロマン砲が、北の大地で名乗りを上げる。

(堀内 啓太)

 ◆水谷 瞬(みずたに・しゅん)2001年3月9日、愛知生まれ。22歳。石見智翠館(島根)では甲子園出場なし。高校通算21本塁打、50メートル6秒0。18年ドラフト5位でソフトバンクに入団。23年12月の現役ドラフトで日本ハムに加入。1軍出場なし。193センチ、99キロ。右投右打。足のサイズ31センチ。今季年俸は560万円(金額は推定)。

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