日ハム、今季課題だった“センター”、“1、2番” スティーブンソンの加入で競争が熱くなる!
ベースボールキング
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2023.12.14(木) 17:11
日本ハムに加入したアンドリュー・スティーブンソン
日本ハムは14日、アンドリュー・スティーブンソン選手の獲得を発表した。スティーブンソンは今季ツインズで25試合に出場して、打率.189、1打点、4盗塁で、マイナーでは今季106試合に出場して、打率.317、16本塁打、57打点、44盗塁。マイナー通算713試合に出場して、打率.289、53本塁打、306打点、183盗塁の成績で、直近2年はマイナーで2年連続16本塁打、30盗塁以上をマークしており、“打って走れる”選手だ。
新庄剛志監督は球団を通じて「脚力があって、センターを守ることができて、それでいて一発もあるというのは本当に魅力的だね。ファイターズの外野陣にもいい刺激になるんじゃないかな。小技と力技を兼ね備えている選手って、あんまりいないでしょ。打順でいくと1番や2番を争う存在になってほしい。肩はあまり強くないけど、あの守備範囲があれば問題なし。楽しみな選手がまた一人、加わってくれました」と期待を寄せる。
今季日本ハムのセンターは、チームトップの17盗塁をマークした五十幡亮汰、高い守備力を誇る江越大賀、レフトでも出場することの多い松本剛の3人が中心に守った。打順も1、2番に限らずだが、シーズン通して固定することができなかった。1番は松本剛、万波中正の24試合がチーム最多出場で、18人の選手が1番を務め、2番も20人以上の選手が打った。
センター、1、2番はチームとして課題にしている部分でもあり、スティーブンソンがガッチリとハマれば、万波、清宮幸太郎、野村佑希、マルティネスらポイントゲッターとしての働きに期待がかかる選手たちにチャンスでの打席が多く回っていきそうだ。
もちろん、新庄監督が「ファイターズの外野陣にもいい刺激になるんじゃないかな」と話すように、“センター”、“1、2番争い”が激化すればチーム力もアップする。
スティーブンソンは球団を通じて「1日でも早くファイターズファンの皆さんにお会いしたいですし、エスコンフィールドHOKKAIDOという素晴らしい球場でプレーすることを心から楽しみにしています。自分のできる全てを出し切り、チームのリーグ優勝、そして日本一に貢献できるよう、全力を尽くします」と意気込んだ。
日本ハムの“センター”、“1、2番争い”が熱くなっていきそうだ。