オリオールズからＦＡとなっている藤浪晋太郎投手とオリックス・森友哉捕手が９日、地元の大阪・堺市「くら寿司スタジアム堺」で野球教室「夢道場」に参加した。大阪桐蔭高で１２年に春夏連覇した２人の“がい旋”に野球少年少女１５０人は大喜び。キャッチボール講座、打撃講座、１打席対決など大いに盛り上がった。

　一緒に野球教室をするのは初めて。二人で取材に応じ、藤浪は「これまでこういう機会がなかった。めったにない機会なので、これから野球振興していく上で、いいきっかけにしたい」と言うと、森は「しゃべりすぎやで。同じです」と息のあった受け答えで報道陣の笑いを誘った。

　森は西武からオリックスへ移籍し、藤浪はメジャー挑戦と新しい環境で戦った１年となった。お互いの活躍を問われ、藤浪は「知らないチームの人と新しくやって、やりにくさだったり、気を使ったりとかあったと思うけど、そんなこと関係なく、打撃の方はいつも成績を残して。チームが変わっている形で、扇の要としてチームを優勝させている。やっぱり普通にやったら普通に活躍する、すごいと思ってみていた」と称賛。一方、１学年後輩の森は「いや、もっとできると思います」と笑いながら“辛口エール”。「後半は持ち味をしっかり出せたと思うんですけど、来シーズンはその後半ぐらいの勢いで、開幕からずっと１年間通して投げてほしいですし、先発をやってほしいなと思います」と思いを伝えた。

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