楽天は８日、現役ドラフトでＤｅＮＡの桜井周斗投手（２４）を獲得し内間拓馬投手（２５）が広島に移籍した。チーム内の救援で実績のあるサウスポーは鈴木翔しかいない現状で今江敏晃監督（４０）は「うちのチームは左の投手が手薄。非常に球も強いですし、１５０キロ近い真っすぐも投げられる」と指名した経緯を明かした。

　日大三高から１７年ドラフト５位で入団し通算４７登板。ここ２年は育成落ちも経験するなど１軍登板がなく、制球面も粗削りな部分が見られるが、力強い直球で押せるパワータイプの左腕は希少価値が高く補強ポイントに合致した形となった。

　先発か救援かは２月の春季キャンプ以降に適性を見ていくことになりそうだ。「先発でも中継ぎでも、とにかくチャンスはたくさんあるので、彼がチームにマッチするところであればどこでも。特に左はいないので本当に。貴重な存在になってくれれば」。指揮官の言葉には大きな期待感が漂っていた。（長井　毅）

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