西武が来季の新外国人選手として、マーリンズ傘下マイナーでプレーしていたジェフリー・ヤン投手＝１９０センチ、８３キロ、左投左打＝の獲得へ向けて調査をしていることが６日、分かった。

　ドミニカ共和国出身のヤンはメジャー経験はなく、今季は２Ａ、３Ａで計４９試合に登板し３勝５敗１３セーブ、防御率４・８９。左腕からの最速１５９キロの速球にカーブ、スライダーなどの変化球を操り、５７イニングで１０２三振を奪った。現在は母国のウィンターリーグに参加しており、１６試合で３勝１セーブ、１５回３分の２で２４奪三振を記録している。

　救援投手の強化が課題となっている西武は今季限りで退団したティノコ、クリスキーに代わる助っ人を探していた。渡辺久信ＧＭはヤンについて「実績はないが三振を取れる能力を持っていて、可能性がある」と評価。現時点で計算できる左腕の救援投手が佐藤隼一人とあって、ヤンが加入すればブルペンが厚くなりそうだ。

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