【日本ハム】伊藤大海が1億1000万で更改「夢見てたところ」4年目での到達は3年目大谷翔平に次ぐ快挙「最多勝目指す」

スポーツ報知

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2023.12.5(火) 18:41

契約更改を終え笑顔で球団グッズの「しゃけまる」を抱きかかえる日本ハム・伊藤大海(カメラ・堀内 啓太)

 日本ハム・伊藤大海投手(26)が5日、エスコンフィールドで契約更改し、今季の年俸8500万円から2500万アップの1億1000万円(金額は推定)円でサインした。4年目での1億円到達は、球団では3年目に達成した15年の大谷翔平以来。「夢見ていたところではあったので正直うれしいです。自分の中で最低限、規定投球(回)は何が何でもクリアしようって気持ちでやってきたので、そこを評価していただいたのはすごくうれしい。ただ納得いくシーズンではなかったので、逆に気が引き締まるというか『しっかりやらなきゃな』と思いました」とうなずいた。

 開幕前のWBCでは世界一に貢献。新人から3年連続の2ケタ勝利はならなかったが24試合で7勝10敗、防御率3・46と成績を残し、苦しい中でもフル回転した。「今思えば、いい壁にぶち当たったなって。しんどい時期もあった中で監督、コーチがマウンドに上げ続けてくれた。それに応えようという思いだった」。ルーキーイヤーから離脱することなく投げ続けるタフさを武器に、年俸も4年目で大台を突破し「丈夫に生んでくれた両親に感謝したい」と頭を下げた。

 北海道鹿部町出身。本拠地移転後初の道産子開幕投手となる右腕は「どっしりとした姿でマウンドに上がって、いつもどおり淡々とイニングを進められる姿をイメージしている。監督が『大海にしてよかった』って思えるような姿でマウンドに上がりたい」と3月29日のロッテ戦(ZOZO)を見据えた。今季は本拠地で11試合に先発し、1勝7敗と苦しんだだけに「もちろんここで勝って。北海道のファンの皆さんとたくさんの喜びを分かち合いたいのが一番。道産子としてエスコンFで一番多く勝ち星を取って、引退する時にその記録が残るような投球をしていきたい」と地元での巻き返しも誓った。

 開幕に向けて首脳陣からは調整を一任されており「2月20日ぐらいに実戦で投げられるような状態で」と背番号17。「あまり焦らず、ボリュームを調整しながらキャンプにいい状態に入れるのがベスト。僕は勝ちにこだわっていきたい。最多勝を目指して、1勝目から勝っていけるようにやっていきたい」と責任感をにじませて会見を締めくくった。

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