日本ハム・上原健太投手（２９）が１日、明大の１学年先輩・山崎福也投手（３１）に負けない活躍を誓った。北広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１６００万円増の年俸４０００万円（金額は推定）でサイン。オリックスから新加入する左腕に対し「厄介なライバルが来たなと（笑い）。仲良くしてほしいけど、闘志を持って競っていきたい。似たような背丈、角度…。ライバルとして、勝負していきたい」と先発ローテ争いへの覚悟をにじませた。

　８年目の今季は自己最多４勝（７敗）で防御率２・７５。投球回は初めて１００イニングを超え「これまでにない経験ができた」。新庄監督の「四球を出すな。３つ出したらファームね」の一言で目覚め「どんどんゾーンに投げていく感覚がつかめて打たれることが怖くなくなった。ものすごく大きかったしターニングポイントだった」と飛躍につなげた。

　１１月２６日には一般女性との結婚を発表。一緒に暮らす中で栄養バランスなど食事面でも細かくサポートを受けており「本当に何でもやってくれる。（昇給分で）何か買ってあげたい。養っていくためにも、成績を残したい」。掲げた目標は初の規定投球回到達。生涯の伴侶、大学時代から背中を追い続けてきた先輩の加入を原動力に、１５年のドラ１は来季も必死に腕を振る。（堀内　啓太）

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