【日本ハム】山崎福也、6球団争奪戦を制し入団合意 エース託す背番号「18」「球団と成長」プライスレスな熱意響いた
スポーツ報知
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2023.11.26(日) 05:30
日本ハムは25日、国内FA権を行使したオリックス・山崎福也投手(31)と入団合意に達したことを正式発表した。球団では「11」と並んでエースナンバーである背番号「18」に決まったことも判明。6球団による争奪戦を制し、最大級の誠意でライバル球団の左腕を迎え入れる。
山崎福は24日夜に日本ハム入りを決断。この日までに残る5球団に断りの連絡を入れた。日本ハムもすぐに背番号を整えた。18年のドラフト1位・吉田がオリックスへトレードで移籍し、空き番号となった「18」。4年総額8億円以上の条件に加え、通算167勝の高橋一三や岩本勉らが背負ってきたエースナンバーを託すことになった。
山崎福は今オフFA市場で目玉的存在だった。宣言残留を認めていたオリックスに加え、ヤクルト、DeNA、巨人、ソフトバンクが日替わりで交渉、好条件を提示。大トリで交渉した日本ハムの切り札は、プライスレスな熱意。同じ左の加藤貴と並ぶエースとしての評価だけでなく「山崎投手はこんなもんじゃない。球団と一緒に成長していきましょう」と真っすぐな言葉が恋人に伝わった。
日本ハムには父・章弘さん(62)が選手、コーチとして在籍し、捕手の伏見らオリックスでの先輩もいる。中学3年時に脳腫瘍を患い、生存率10%から救ってくれたのも北海道の名医。新天地に縁があった。
2年連続最下位。今季11勝のサウスポーにラブコールを送っていた新庄剛志監督(51)は、同日に自身のSNSを更新した。「山崎くんは素晴らしいプレーヤーであり最高の人間です。エスコンで温かく大拍手で迎えてください!」。球団がFAで投手を獲得するのは初めて。ぎっしりと思いが詰まっている。
◆日本ハムの歴代背番号18 46年のセネタースで初代は白木義一郎。初年度に30勝で最多勝、47年には防御率1.74で最優秀防御率を獲得し、51年まで背負った。その後は67~72年に新人王獲得(67年)の高橋良昌、76~83年には巨人から加入した高橋一三、85~95年は河野博文、96~05年には岩本勉など球団の顔となる投手が受け継いだ。11~16年は斎藤佑樹(早実)、19~23年は吉田輝星(金足農)と、ともに甲子園を沸かせた若きスターに託された。17、18年の岡大海外野手(現ロッテ)以外はすべて投手がつけている。
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