【西武】蛭間拓哉が600万円増の2200万円で契約更改 栗山巧の自主トレ参加で「すべてのことを吸収したい」

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2023.11.25(土) 18:39

600万円増の2200万円(いずれも推定)で契約を更改した西武・蛭間拓哉外野手

 西武・蛭間拓哉外野手25日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み600万円増の2200万円(いずれも推定)でサインした。

 交渉の席で増額を提示されたドラフト1位ルーキーは「自分が思ったより上がったのでビックリしました」と声を弾ませた。1年目の今季は6月以降に1軍に定着。56試合に出場して打率は2割3分2厘ながら2本塁打を放ち1番、3番などいろいろな打順を任されても何とか対応。渡辺GMは「チームを鼓舞する部分もあったし、結果もそれなりについてきて来季は期待できる」と評価。蛭間も「ある程度1年間の流れというのはわかったので、まずはケガしない体作りをしっかりやって、来年はレギュラーをつかみ取る、1年間戦いきるための体をしっかり作っていきたいなと思います」と目標を掲げた。

 その土台となる来年1月の自主トレでは、目標とする栗山の下で体作りをする計画を立てている。「野球の技術もですけれど、野球に対する取り組み、考え方だったりとかを。長年プロ野球でやっていますし、2000安打も達成して本当にすごい方なので、すべててのことを吸収したいなって思います」。シーズン中もベンチでは栗山の横に座って相手投手の配球、打席に入る際の準備、心構えなどを学んでいたが、ともにトレーニングに取り組むことで通算2120安打の奥義を伝授してもらうつもりだ。

 振り込んだ秋季キャンプ中、アジアプロ野球チャンピオンシップで優勝した侍ジャパンで同年代の選手が活躍。同学年の森下らが躍動した姿は目に焼き付いている。「自分も負けていられないというのはあります」と将来の侍ジャパン入りも視野に入れる。今季の登場曲は郷ひろみの「2億4000万の瞳」。サビの「ジャパ~ン!」で打席に入るのはおなじみになったが「来季も変えません」と“続投”を宣言。「あの歓声はすごくうれしいですし、球場が盛り上がってくれれば」。“栗山塾”で土台を作り、「ジャパ~ン!」でベルーナドームを盛り上げてレギュラー奪取、さらには侍ジャパン入りへ。2年目を迎える蛭間の夢は果てしなく広がっていく。

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