【オリックス】V3パレード35万人大観衆に中嶋聡監督ホッ「いなかったらどうしよう」阪神と合同開催で不安も

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2023.11.24(金) 05:05

沿道のファンに向けて手を振るオリックス・中嶋聡監督(代表撮影)

 パ・リーグ3連覇を果たしたオリックスと、18年ぶりにセ・リーグを制覇した阪神の優勝記念パレードが23日に行われ、延べ100万人が歓喜に酔った。オリックスは1996年以来、27年ぶりの神戸市でのパレード。大阪で20万人、神戸に15万人の計35万人が集った。

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 心配無用だった。大阪に20万人、兵庫は15万人の大観衆が沿道をびっしりと埋めた。中嶋監督は「正直、タイガースと合同ですので、(観衆が)いなかったらどうしようかなとか、(オリックスのパレードの)後から多くなったらどうしようかなとか…。非常にいろんなことを考えていたんですけれども、そういうことなく」と冗談交じりに明かし、オリ党に感謝。首脳陣、選手合わせて計48人が3台のバスに分かれ、リーグ3連覇の“ご褒美”を味わった。

 選手会長・杉本の恒例となった「なにそつ(何卒の誤読)」を用いたあいさつに始まり、午前中の大阪会場のパレード開始。コロナ禍で声出し規制があった昨年とは違って「ありがとう!」「来年も頼むぞ~!」と声援が飛んだ。杉本がお決まりの昇天ポーズを披露すれば、山岡は指ハートでオリ姫を絶叫させるなど一体感に包まれた。

 午後は07年まで本拠地があった兵庫会場へ。「がんばろうKOBE」を合言葉に日本一に輝いた96年以来の神戸市内のパレードに、指揮官も格別の思いだ。選手だった当時は95年1月の阪神・淡路大震災の影響で「全然まだ復興していなかった」と振り返り、「(今回は)普通で考えたら神戸でパレードはない。なかなかできない体験かなと思いますし、本当にうれしかった」と感慨に浸った。

 両会場でそれぞれ約1時間の夢のようなひとときを終え、関西ダービーの盛り上がりも一区切り。中嶋監督は「ぜひ(4連覇を)やりたい。パレードもやりたいと思います」と決意を新たにした。リーグ4連覇と日本一奪回へ、エネルギーはみなぎった。(小松 真也)

■FA行使の山崎福に「来年も残って!」

 〇…オリックスから国内FA権を行使した山崎福がパレードに参加した。沿道では「山崎福」のフェースタオルを掲げるファンが数多く見られ「来年も残って!」という声も飛び交った。6球団争奪戦となっている左腕は22日に選手会納会に出席した際、「どこがどうとかというのは全くなくて。もう一度ゆっくり考えたい」と口にしていた。また、エース・山本は米国滞在中のため、パレード不参加だった。

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