オリックス・山本由伸 契約予想額は「9年338億円」 12勝右腕ノラ「7年258億円」がベースになる
スポーツ報知
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2023.11.21(火) 02:05
オリックスがNPBに対し、山本由伸投手(25)のポスティング申請を終えたことが20日、分かった。一方、フィリーズからFAになっていたA・ノラ投手(30)が19日(日本時間20日)、フィリーズと7年1億7200万ドル(約258億円)で契約延長したと複数の米メディアが報じた。今オフ最初の大型契約でFA市場が動き始める中、山本の今後の動向をMLB担当・蛭間豊章記者が「占う」。
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ついにFA市場が動き始めた。米メディアは、山本、サイ・ヤング賞受賞のB・スネル投手らとともに注目度の高かったノラの年俸総額1億7200万ドルが、他の大物投手の契約のベースになるのではと伝えた。
ノラは今季12勝9敗、防御率4.46ながらポストシーズンでは3勝1敗と力を発揮した。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は契約を6年1億5000万ドルと予想。結果は7年1億7200万ドルだった。7年連続規定投球回をクリアし、最近3年間連続32試合先発のタフネス右腕が、歴代54位の平均年俸2457万ドル(約37億円)。昨今の年俸急騰の中では少し低い印象だ。フィリーズより高いオファーを出したチームもあったと伝えられており、生え抜きでチーム残留の希望が強かったために合意した模様だ。
山本に関し、同サイトは9年2億2500万ドル(約338億円=年平均2500万ドル)と予想した。日本人選手1年目最高額で契約したのは14年にヤンキース入りした田中。その年の先発投手で注目されていたのが直近3年間で2度サイ・ヤング賞を受賞したドジャースの左腕C・カーショーで、当時の投手最高額となる7年2億1500万ドル(約223億円)で1月15日に合意が発表された。田中はその8日後の23日に契約合意となった。山本もポスティング申請からそれほど時間がかからずに決まる可能性が高いだろう。
なお、フィリーズはノラとの合意後も山本獲得の意思は残っているものの、マネー合戦となったら退くと米メディアは伝えている。
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