オリックスがＮＰＢに対し、山本由伸投手（２５）のポスティング申請を終えたことが２０日、分かった。米大リーグ機構がメジャー全３０球団に通知した翌日に交渉が解禁される。交渉期間は４５日間となる。

　山本のメジャー移籍交渉がいよいよスタートする。代理人は、ダルビッシュ（パドレス）や千賀（メッツ）らも担当する米国の大手代理人事務所「ワッサーマン」のジョエル・ウルフ氏。山本本人もすでに渡米しているもようで、交渉のテーブルにつく可能性もある。

　米報道などで、今オフの移籍市場で大谷に次ぐ２位の目玉と注目を集めている山本。新天地の候補には、ヤンキース、メッツ、ドジャースといった資金豊富な球団に加え、世界一のレンジャーズや、Ｄバックス、タイガースなども浮上している。２５歳という若さも魅力とされ、激しい争奪戦に発展することは確実。年俸総額は、１４年にヤンキース入りした田中（現楽天）の７年１億５５００万ドル（当時のレートで１６３億円）を上回り、１年目の日本人では史上最高額となる２億ドル（約３００億円）を超えるとも予想されている。

　オリックスは、日本シリーズが終了した５日に山本のポスティング移籍を承認することを発表していた。球団では昨年の吉田正（Ｒソックス）に続くポスティングとなった。

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