【侍ジャパン】日本ハム・万波中正「140点満点」バックスクリーン弾に井端弘和監督も驚がく
スポーツ報知
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2023.11.18(土) 05:35
◆カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 1次リーグ 日本2―1韓国(17日・東京ドーム)
「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の1次リーグが行われ、侍ジャパンは韓国に勝利し2連勝。第3戦となる18日のオーストラリア戦の結果にかかわらず2位以上が確定し決勝進出を決めた。先発の隅田知一郎投手(24)が7回3安打無失点の好投。打線は3回に牧秀悟内野手(25)の併殺打の間に先制すると、万波中正外野手(23)が4回にバックスクリーンへ飛び込む特大弾を放ちアジア最大のライバル国相手に躍動した。
侍の未来を切り開く弾道がバックスクリーンへ届いた。打球を見届けた万波は一塁ベースを過ぎて足を緩め、歓喜に沸く右翼席へ右手の人さし指を突き上げた。1点リードの4回無死。甘く入った146キロ直球を、左足が浮くほどの“マン振り”で捉え「140点満点です」。井端監督が「あそこまで飛ばせる選手はそういない」と目を丸くした驚弾が、日本を韓国戦7連勝、2大会連続の決勝へ導いた。
今季は自己最多の25本塁打とブレイク。「今までは少し結果が出ないと悩んでた。今年は練習法も、待ち球もぶれずにやってきた」。宮崎合宿には赤、緑、橙と3色の重さが異なるトレーニングバットを持ち込み、室内で居残り練習。シーズン同様の調整を続けてきた。
右翼守備にも信念を貫いた。合宿初日。首脳陣からシーズン序盤で守った一塁でもプレーできるか、と問われた。念願の代表初選出。出場機会を増やす可能性を広げる提案にも「ちょっと濁して…。うんとも、すんとも言ってないです」。強肩を武器にゴールデン・グラブを初受賞した23歳は「言われたポジションで守るのが大前提」と前置きしつつ「外野から外せないな、と思われれば一番。そこを目指していきたい」と言い切った。
3月はサポートメンバーとして参加したWBC壮行試合・中日戦で中堅へ一発。今度は“真”の侍として、同じバックスクリーンへアーチを描いた。「あの時と比べものにならない価値がある。フル代表に食い込んでいけるように、その第一歩」。鮮烈な代表1号を名刺代わりに、日本の主砲への階段を歩む。(内田 拓希)
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