【オリックス】日本一奪回へ助っ人補強第1弾 160キロ救援右腕マチャドと大筋合意

スポーツ報知

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2023.11.16(木) 03:50

 オリックスが来季の新外国人として、アンドレス・マチャド投手(30)=前ナショナルズ=の獲得に動いていることが15日、分かった。交渉は順調に進み、大筋で合意しているもよう。リーグ4連覇と日本一奪回を目指し、助っ人補強の第1弾となりそうだ。

 ベネズエラ出身のリリーフ右腕のマチャドは、メジャー通算137試合に登板。シンカーやスライダー、チェンジアップが持ち球で、今季は44試合で防御率5・22だった。一番の魅力といえるのが最速160キロの直球。球団は水面下で動向を調査してきた。

 今季は救援陣全体の防御率がパ3位の2・93。チーム最多の27ホールドを記録した山崎颯を中心に、宇田川や阿部、小木田らもフル回転した。来年3月で40歳を迎える守護神・平野佳は29セーブを挙げ、名球会入りの条件となる日米通算250セーブをクリア。エースの山本がポスティングでメジャー移籍するが、質量ともに充実しているプルペンに、頼もしい男が加わりそうだ。

 中嶋監督は的確な投手リレーで、チームをリーグ3連覇に導いてきた。ただ、基本的にブルペン陣の3連投を避けるなど、選手のコンディションには最大限の配慮を見せている。マチャドは30歳と脂の乗る年齢で、戦力となれば、これまで以上にバリエーション豊かな勝ちパターンが構成できる。山崎颯との「160キロリレー」にも期待が膨らむ。

 阪神との日本シリーズに敗退した今月5日、指揮官は「投手陣も若い。その点ではまだまだ、伸びしろのあるチーム。新しい戦力が入ってこないと、厳しい戦いにはなると思う」と来季に目を向けていた。外国人は現時点で野手のセデーニョのみ残留が決定。剛腕のマチャドを手始めに、常勝軍団として効果的な補強を進めていく。

 ◆アンドレス・マチャド(Andres Machado)1993年4月22日、ベネズエラ生まれ。30歳。10年11月にロイヤルズと契約。17年にメジャーデビュー。21年からナショナルズで中継ぎに定着し、3年連続40登板以上。メジャー通算137試合に登板し、7勝3敗、防御率4・48。185センチ、105キロ。右投右打。

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