【西武】山川穂高がFA権行使「ライオンズ以外の球団の考えを聞いた上で残留か移籍の判断を」

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2023.11.14(火) 19:10

山川穂高

 西武・山川穂高内野手が14日、今季取得した国内FA権を行使することを表明した。

 この日午後、代理人を通して球団に申請書類を提出した山川は、球団を通して「今回、FA宣言をさせて頂くことを決断致しました。皆様に多大なる不快な気持ち、不信感を生んでしまった一連の出来事を通じて、ただ野球をするということだけではなく、関係する全てのことを、自分ひとりで考え、また、家族と考えさせて頂きました」とコメントした。

 さらに、「野球から離れることだけではなく、社会から離れることまでも考えました。それでも、私の心から消えずに残り続けたことは、野球がやりたい、野球をさせて頂きたいという答えでした」と悩み抜いた胸中を明かした。

 今後の去就については「ライオンズに居続けることが、ファンの皆様、球団の皆様に対する感謝の形、謝罪の形、誠意であるということも考えています」としながらも、「同時に、FA宣言が持つ、選手の権利として定められた制度という理解を超え、これまで聞くことがなかった声をお聞かせ頂くことで、自分自身を戒めることとなるのではないかとも考えました。FA宣言により西武ライオンズ以外の球団の考えを聞いた上で、残留か移籍の判断をさせて頂くことは、新たな野球人生へと歩ませて頂きたいという、私の一方的な願い、自分本位な意思のように聞こえてしまうであろうことも、重々承知しております。それでも、私が宣言させて頂くことで、何より、私自身のこれからの野球人生に対して、重い責任を持ち続けることの覚悟であることを、どうか少しでもご理解いただけたら幸いです」と他球団の話を聞く考えを示した。

 球団は山川の代理人と残留へ向けて交渉し、単年契約で条件を提示していた。本塁打王3度、打点王1度の山川がFA宣言した場合に備えて、右の長距離打者の補強を目指すソフトバンクが獲得へ向けた調査を進めている。

 山川は今季、右ふくらはぎの故障、自身の不祥事などで成績は17試合で打率2割5分4厘、本塁打なし。FA権取得の権利を満たす1軍登録日数も145日に届かなかったが、故障者特例措置によって権利を取得した。

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