侍ジャパンの日本ハム・万波中正外野手（２３）が１３日、井端ジャパンの「リアル１号」に意欲を示した。１２日の練習試合で、阪神・森下が実戦１号。同学年の万波は負けじと「１試合目の最初にホームラン、打ちたいですね」と１６日・台湾戦（東京Ｄ）の開幕弾に照準を合わせた。

　お祭り男の血が騒いだ。森下の特大弾を目の当たりにした万波は「今度は僕が本番でああいう仕事をしたい」と目を輝かせた。７月の球宴で史上初の初出場から２戦連発。９月１６日のソフトバンク戦（エスコン）ではパ初の先頭＆サヨナラ弾をマークするなど、強心臓と勝負強さは折り紙付きだ。

　合宿最終日はフリー打撃で２７スイング。刺激に満ちた８日間を締めくくった。「練馬区代表ですら経験ないので、こういうの初めてなんですよ。ワクワクも緊張もしますね」。井端ジャパンの船出を豪快な一発で飾る。（内田　拓希）

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