【日本ハム】郡司裕也「左翼、一塁。捕手、DH、どこでも」地元・千葉での自身初開幕スタメン狙う
スポーツ報知
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2023.11.11(土) 04:05
秋季キャンプに参加中の日本ハム・郡司裕也捕手(25)が10日、自身初の開幕スタメン入りを目標に掲げた。9日に来季のパ・リーグ日程が発表され、開幕戦は敵地・ZOZOでロッテと対決することが決定。千葉出身で、小学生時代にマリーンズジュニアに選出された男にとっては最高の凱旋(がいせん)となるだけに「ポジションはどこでもいい。狙っていきたい」と強い決意をにじませた。
既に視界は「3・29」を捉えている。移籍1年目のシーズンを完走し、秋季キャンプで汗を流す郡司は「左翼、一塁。捕手、DH。どこでもいい。狙っていきます」と24年の開幕スタメン奪取を熱望した。
燃える理由がある。5年目となる来季は地元・千葉でシーズンが幕を明ける。「少年野球でもシニアでも(ZOZOで)試合をした。千葉って千葉の匂いがある。地元に帰ってきたなって。目をふさがれて『今どこでしょう』って聞かれても匂いですぐ千葉って言える」と、この日は“郡司節”で喜びを表現した。プロ入り後初の故郷凱旋となった8月3日・ロッテ戦では代打で右前適時打を放つなど、今季は同球場で打率3割3分3厘。「来年はマリーンズキラーでいけたら」とニヤリと笑った。
6月に中日からトレードで移籍し、1年目は出場55試合で打率2割5分4厘、3本塁打、19打点。「失うものは何もない精神で、捨て身で突っ走っていったのがよかった」と移籍後初安打をオリックス・山本から放つなど、持ち前の打力で存在感を示した。
今秋は集計データやミーティングを基に「長打力アップ」を掲げて必死に振り込んでいる。「堂々とレギュラーを張ったわけでも、何か立場ができたわけでもない。来季はもう一回、移籍してきた時の気持ちでやっていきたい」。11日の紅白戦は先発で出場予定。来季に向けたアピールへ「一発、放り込みたい」と気合十分で球場を後にした。(堀内 啓太)
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