オリックス・山崎福也投手が７日、今年８月に取得した国内フリーエージェント（ＦＡ）権の行使を正式に表明した。京セラドーム大阪の球団事務所を訪れ、ＦＡ申請書類を提出。「一野球人として、オリックスを含めて、他球団の自分への評価を聞きたいと思いました」と宣言に至った理由を打ち明けた。

　プロ９年目の今季は自己最多となる１１勝（５敗）を挙げ、パ・リーグ３連覇に貢献。日本シリーズでも第４戦に先発し、シリーズが終了した５日の試合後にＦＡ権を行使することを決断していた。前日６日には楽天・松井裕が海外ＦＡ権を行使。リリーフ起用も可能で、非凡な打撃センスを持つ左腕は「自分が一番活躍できる場所というのを、一番に置いて考えていきます」と続けた。

　今季の年俸６０００万円は人的、金銭ともに補償が発生しないＣランクとみられ、ソフトバンク、ヤクルト、ＤｅＮＡなどが本格調査に乗り出す見通し。ＦＡ宣言後の残留を認めるオリックスも長期契約で慰留する方針で、大争奪戦に発展する可能性がある。

　申請期間は土日祝日を除く７日間で、１４日に締め切られる。ＦＡ宣言選手は１５日に公示。１６日から旧球団だけでなく、他球団との交渉が可能になる。

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