【日本ハム】残留表明の宮西尚生「北海道は僕の中で切っても切り離せない」

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2023.11.6(月) 03:00

契約更改を終え笑顔で会見する宮西

 日本ハム・宮西尚生投手(38)が5日、本拠地・エスコンで会見に臨み、海外FA権を行使せず、来季も残留することを表明した。球場内の球団事務所では契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5000万円+出来高(金額は推定)で更改。来季の決意、北海道への思いなどを熱く語った。

 ―去就を熟考した時期もあったが、海外FA権を行使せず残留を表明した。

 「話し合いの中で吉村さん(チーム統轄本部長)からいい言葉をかけていただいて、それが前に進む力になった」

 ―16年目の今季は3度目の左肘手術から復活し、序盤は勝ちパターンにも返り咲いた。7月下旬以降は2軍暮らしも続いたが。

 「もう一度、一から結果を出さないとという思いで始まった。肘は痛くなかったし、腕の振りも悪くなかった。ちょっと飛ばしすぎた(笑い)」

 ―チーム、そして北海道への愛着もある。

 「ファイターズと縁があって入団して、ずっとやりやすい環境をつくってくれて、恩は今もすごく感じている。ファンの人もすごい声援をくれるし、北海道は僕の中では切っても切り離せないものになっている」

 ―家族の存在も原動力に。

 「ここ数年心配させているけど、野球に関しては一切口を出さない嫁であり、子ども。独身のまま投げている感覚(笑い)。『野球だけを楽しんでやってくれ』という環境をつくってくれて、本当にありがたい」

 ―NPB史上初の通算400ホールドまであと7。

 「今まで個人記録は興味なかったけど、リリーフは厳しい場面で投げている割には評価されない。その中で唯一目に見える目標が数字だった。心折れそうな時、そういう数字を目指して頑張ってきたところがある。プロである以上、1年間1軍で戦い続けたい。若い子と同じ成績では未来ある若手を使うのがこの世の常」

 ―前人未到の記録の先は。

 「描いている。口にはしない。“終わり時”も、もちろんこの年になると考えている」

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