【オリックス】宮城大弥、涙のKO…山本由伸のポスティング承認に「僕だけじゃなく引っ張っていかなきゃ」

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2023.11.5(日) 23:43

ファンへのあいさつを終え、涙を流しながら引き揚げる宮城大弥(カメラ・渡辺 了文)

◆SMBC日本シリーズ2023第7戦 オリックス1―7阪神(5日・京セラドーム大阪)

 オリックスの宮城大弥投手が、両チーム王手をかけた日本一決定戦で5回途中5失点KOを喫した。試合後、涙する姿があった。「悔しいです。ただそれだけです」と言葉を絞り出した。

 4回1死から森下に左前打を浴び、大山に死球。続くノイジーにチェンジアップを豪快に左翼席に運ばれた。痛恨の3ランを被弾となった。「一番ダメなホームランになってしまった。それが、もう悔しいです」。昨年の日本シリーズからのポストシーズン連続無失点も20回1/3で途切れた。

 WBCから幕を開けた今シーズンが終わった。「大きい舞台を経験させてもらって、自分自身成長できた部分も感じ取れましたけど、ただ経験するだけじゃなくて、実力を出さなきゃいけない世界というのを改めて知りました。今回、一番大事な試合でその実力が出なかった。実力不足です」

 試合後、球団は山本由伸投手のポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を承認したと発表した。絶対的エースが抜けた後、宮城にかかる期待は大きい。「今まで由伸さんに散々助けてもらいましたし、ここからは僕だけじゃなく、いま1軍で投げているピッチャー陣が引っ張って行かなきゃいけないというのは、前々から気付いていたと思う。協力しながら引っ張っていけたら」と責任感をにじませた。

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