オリックス、自滅で2勝2敗のタイ…3失策に暴投連発、最後は連続敬遠後に痛打

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2023.11.1(水) 22:33

オリックス・中嶋監督 (C)Kyodo News

SMBC日本シリーズ2023第4戦
○ 阪神 4x - 3 オリックス ●
<11月1日・甲子園>

 日本シリーズ第4戦は阪神がサヨナラ勝ち。対戦成績は2勝2敗のタイとなった。オリックスは守備が乱れ連勝ストップ。一気に王手をかけることはできなかった。

 オリックス打線は1-3と2点を追う7回、先頭の8番・廣岡が敵失で出塁。続く代打・セデーニョは左前打でつなぎ無死一、二塁とした。1番・中川圭の投犠打で一死二、三塁と好機拡大。ここで前夜も貴重な2点適時二塁打を放っていた2番・宗が、同点の2点適時打を中前へ運んだ。

 先発の山﨑福は、初回から走者を背負う投球が続き2回までに2失点。1点ビハインドの5回は自らの失策もあり、無死一、二塁のピンチを招き降板した。2番手の比嘉は内野ゴロの間に3失点目となる生還を許したものの、阪神クリーンアップを封じる好救援。山﨑福の登板結果は5回途中6安打3失点(自責点2)となった。

 オリックスは7回にも中堅・中川圭、8回は三塁・宗の失策でピンチを招いたが、4番手・小木田、5番手・宇田川が踏ん張り無失点。野手のミスを救援陣がカバーした。

 しかし、同点のまま迎えた9回裏に6番手のワゲスパックが自滅。一死から四球を与えると、そのあと連続暴投で一死三塁のピンチを招いた。ここで中嶋監督は2者連続の申告敬遠で塁を詰めたが、ワゲスパックは4番の大山に対し3球連続ボール。何とかフルカウントまで持ち込んだが、最後は7球目の速球を左前へ弾き返された。

 前夜の第3戦は堅い守備が光ったオリックスだったが、この日は3失策に連続暴投とミスが続出。攻撃面も12安打で3得点と拙攻が目立った。

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