【オリックス】森友哉、7年ぶりの甲子園右翼守備「怖いっすね」ナイター練習で入念にノック

スポーツ報知

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2023.10.31(火) 05:35

外野で守備練習に励む森(手前)

 「SMBC日本シリーズ2023」は31日の第3戦から甲子園に舞台を移し、3連戦が行われる。ここまで1勝1敗。オリックス・森友哉捕手(28)は、右翼でスタメン起用される予定。7年ぶりとなる甲子園での外野出場に向け、ナイター練習では入念にノックを受けた。

 7年ぶりに甲子園の外野からの景色を見渡して、森は腹をくくった。開口一番、「怖いっすね」と守った印象を口にしたものの、すぐさま「一生懸命やるだけなので」と前を向いた。正捕手候補としてFAで加入し、リーグ3連覇に貢献した優勝請負人。今季、右翼はポストシーズンも含めて計10試合の出場にとどまるが、強い決意をにじませた。

 チームは守備が難しいとされる甲子園特有の浜風や土のグラウンド対策のため、ナイター練習を実施。外野手はシートノック後にフェンスの打球のはね返りも入念にチェック。背番号4は「前日に(ノックを)受けられたのは良かった」とプラスに捉え、西武時代の16年6月5日以来となる甲子園での右翼出場に向け、準備を整えた。

 相手先発の伊藤将からは6月15日の敵地の一戦で左翼へ二塁打。「1回、打席に立っているんで、だいたいの軌道とかはイメージできるかなと思います」。今シリーズは2試合ともに快音を響かせており、さらなる働きが期待される。

 大阪桐蔭2年時の12年に甲子園春夏連覇。プロ入り後も同球場で通算3割6厘(36打数11安打)の好打率をマークしている。1勝1敗で迎える第3戦。今季、レギュラーシーズンの敵地では45勝25敗1分け。ホームの41勝28敗3分けより勝ち越した。「(気持ちは)変わらずです」と気合十分。縁深い地で強烈なインパクトを残して、ぐっと流れを引き寄せる。(小松 真也)

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