◆ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２３第２戦　オリックス―阪神（２９日・京セラドーム大阪）

　オリックス・宇田川優希投手が、７回に今シリーズ初登板し三者凡退に抑えた。フォークでミエセスから空振り三振を奪うなど、２三振と圧巻の投球を披露。昨年、その名を全国区にとどろかせた舞台で、またも躍動した。

　昨年７月に育成から支配下選手登録された右腕。昨年のシリーズは４試合で計５回２／３を無失点に抑え、１勝２ホールド。２６年ぶりの日本一に貢献し、今年３月のＷＢＣ日本代表に選ばれるなど飛躍を遂げた。

　今季は故障や不振で約２か月の離脱があったが、レギュラーシーズンは４６試合で防御率１・７７と好成績を残した。シリーズ開幕前には「全試合投げるつもりで準備したい」と意気込んでいた２４歳。２年連続日本一へ“弾丸フォーク”を武器に腕を振る。

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