【オリックス】0-8翌日に8-0でタイ!中嶋聡監督「やりかえせてよかった」試合前選手に伝えた“倍返し”の鼓舞が実現

スポーツ報知

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2023.10.29(日) 21:42

勝利監督インタビューを終え、ファンの歓声に応える中嶋聡監督(カメラ・渡辺 了文)

◆SMBC日本シリーズ2023第2戦 オリックス8―0阪神(29日・京セラドーム大阪)

 オリックスが、快勝で1勝1敗のタイに持ち込んだ。先発・宮城大弥投手が、6回無失点の好投。昨年の日本Sからのポストシーズンの連続無失点を17回1/3に伸ばし、本拠地での連敗という窮地を救った。

 中嶋聡監督は「昨日の試合が本当に申し訳ない なんとかやりかえせてよかった。(次戦は)甲子園で試合ですか、厳しい展開になると思いますが、いいゲームをして喜んでもらえるようにしたい」とインタビューでこたえた。

 1点を先取した直後の4回2死一、二塁。宮城はノイジーを空振り三振でピンチを切り抜けると激しいガッツポーズとともに、吠えた。この回は先頭・中野に痛烈な二塁内野安打を浴びた。直後、阪神ベンチがランエンドヒットを仕掛けたが、森下の痛烈な打球が遊撃・紅林の正面を突いて併殺打となった。4安打されながら、失点は許さず。7回以降はリリーフ陣が無失点リレーでつないだ。

 打線は3回1死二塁、前夜の第1戦でベンチ外だった2番・西野が、かつてのチームメートで同学年の西勇に適時三塁打を浴びせて今シリーズ初得点をたたきだした。宮城がピンチをしのいだ4回の攻撃では、2死から宗が四球を選び、そこから4連打で3点を追加。早々に西勇をマウンドから引きずり下ろした。4点リードの7回には代打・ゴンザレスが、2死満塁から左中間フェンス直撃の3点二塁打を放ち、トドメを刺した。

 試合前には、中嶋監督が円陣で「がむしゃらに1点取りに行くよ。昨日の倍返しで、甲子園行くよ」とナインを鼓舞した。宣言通りに第1戦に0―8で大敗した流れを帳消しにする、8―0の快勝だ。59年ぶりの関西対決となった日本シリーズ。移動日を挟み、舞台は31日から甲子園に移る。

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