【オリックス】痛恨0―8大敗…山本由伸が7失点&CS未出場・池田陵真を抜てきのナカジマジックも不発

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2023.10.28(土) 21:54

6回途中、山田修義(57)と交代してマウンドを降りる山本由伸(左から3人目は中嶋聡監督)(カメラ・豊田 秀一)

◆SMBC日本シリーズ2023第1戦 オリックス0―8阪神(28日・京セラドーム大阪)

 オリックスが、絶対的エースで痛恨の大敗を喫し、大事な初戦を落とした。3年連続のシリーズ開幕投手を務めた山本由伸投手が、6回途中7失点と虎打線の餌食となった。シリーズは過去3戦で0勝1敗だったが“4度目の正直”はならなかった。

 3年連続で投手4冠の右腕にとって悪夢のような登板となった。5回、先頭・佐藤輝に中前打を浴び、続くノイジーの打席で初球に二盗を決められた。その後は渡辺諒の先制打に、近本の2点三塁打、中野の左前適時打を浴びた。この回だけで5安打集中され、22年5月3日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来となる1イニング4失点。6回も3安打1四球で2点を追加されたところでマウンドを降りた。2番手・山田も走者一人の生還を許した。初回には自己最速タイ159キロをマークしたが、結果的に6回途中で自己ワーストタイの7失点の乱調だった。9回は5番手の阿部が1死満塁から佐藤輝の三塁ゴロの間に追加点を許した。

 打線も、6月13日の交流戦(甲子園)で白星を奪った阪神・村上に対し、7回で浴びせたのは2安打だけ。三塁を踏むこともできずに無得点に抑え込まれた。4回まで完全投球を許し、5回は先頭・森が右翼方向に大飛球を放ったが、天井にある2枚目のスーパーリングの中に吸い込まれ、京セラドームの特別ルールで二塁打と判定された。さらに後続が無死二塁の好機をいかせず。6回も野口が先頭安打を放ったものの、「1番・左翼」で抜てきの池田が二ゴロ併殺打。CS最終ステージで1試合も出場選手登録されていなかった池田のサプライズ起用は実らなかった。

 日本シリーズを制した昨年も、初戦(神宮)は黒星発進だった。第2戦は、昨年の日本Sからのポストシーズンで11回1/3イニング連続無失点の宮城が先発する。

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