◆２０２３年　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ（２６日）

　高校ＮＯ１捕手の呼び声高い、報徳学園・堀柊那（しゅうな）捕手（１８）は、オリックスから４位指名を受けた。兵庫県西宮市内の同校で中継を見守った堀は、自身の名前が呼ばれると、仲間が大歓声に沸くなかで派手なアクションはなく、安どしたように静かな笑みを浮かべた。

　直後に行われた会見で、堀は第一声で「まずは本当に選んでいただいて、安心したという気持ちが今は強いです」。指名が進み、名前が呼ばれないかもという思いもよぎった心境を告白しつつ、頬を緩めた。オリックスのイメージを尋ねられると「キャッチャーで言えば、森友哉選手。バッティングも守備もうまい。越えられるよう、いい目標ができて良かったです」。自身の憧れの選手にも挙げた、同じポジションの先輩への思いを明かした。

　今後に向けて「まずは体を大きくしたい」とすでに下半身を中心としたウェートトレーニングや食トレに取り組んで３、４キロ増に成功している。「肩には自信があるんで、もっと磨いていきたい。目標は打てるキャッチャー。全力プレーを見ていただいて、応援される選手になりたい」と目を輝かせた。

　◆堀　柊那（ほり・しゅうな）２００５年７月１６日、神戸市生まれ。１８歳。若宮小３年から西須磨シーホークスで野球を始め、５年から東須磨少年野球部でプレー。鷹取中では兵庫夙川ボーイズに所属し、２年春に全国準優勝。報徳学園では１年秋から正捕手。高校通算１４本塁打。好きな選手はソフトバンク・甲斐。１７９センチ、８２キロ。右投右打。

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