２６日に開催される「プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ」（午後４時５０分開始）は、７球団が１位を公表せず、直前まで情報戦が続く。日本ハムの新庄剛志監督（５１）は２５日、１位指名選手を明かさず、競合となった場合には“金のオーラ”で金の卵を引き当てることを宣言した。

　当てることしか考えていなかった。新庄監督は２６日のドラフト会議を前に、都内でスカウト会議に出席。「今回は内緒ということで」と１位は公表しなかったが、競合必至の大学生３投手から入札を決めたことを明かし「生まれ持った僕の強運の右手がどう引くか」と自信をのぞかせた。

　スーパースターに初の大役が回ってくる。就任１季目の２２年ドラフトは公言した矢沢（日体大）の一本釣りに成功。くじ引き役だった指揮官の出番はなかったが、今年は「みんな３球団くらいは来る」と判断した青学大・常広ら東都の大学生３投手から１位を選定し、競合を辞さない構えだ。引き当てたあかつきには「４メートル跳び上がって喜ぶ」とパフォーマンスを予告？した。

　黄金の右手で引き当てる。２００５年にテレ朝系「オーラの泉」に出演。その際に「美輪（明宏）さんと、江原（啓之）さんが俺の右手から金粉が１８メートル出てるって」と共演者とのエピソードを披露。現役時代から数々の栄光を勝ち取ってきただけに「もう人生が大吉やから」とうなずいた。

　チームは上沢がポスティングによるメジャー移籍が決定的で、先発の補強は急務。即戦力投手を中心に外れ１位の議論も行われていたが、指揮官は「あんまり聞いてなかったですね。外れないもん。引くしかない」。勝負の３年目に向け、最初の大勝負に臨む。（内田　拓希）

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