楽天・安田悠馬捕手（２３）が２０日、“炭谷イズム”を継承し正捕手奪取の意志を示した。今季は５３試合に出場した伸び盛りのホープは「レギュラーを取りに行きたい気持ちはあります。１００試合は出たい」と宣言。炭谷が今オフに戦力外となり「寂しい」と打ち明けつつも、自分にとってはチャンスと捉え目の色を変えて出場機会増を狙う。

　通算１５４１試合に出場したベテランからは「準備」の大切さを学んだ。他の選手たちよりも早く球場入りし、対戦相手のデータ整理や走り込みなど、その日のパフォーマンスを最大限発揮するための努力を惜しまなかった姿勢を見て「これだけのキャリアの方でもすごく朝も早く来てましたし、すごく走っていた」と感銘を受けた。

　この日のフェニックス・リーグ中日戦（生目第二）が雨天中止となり、約２時間、打撃練習などで汗を流した“東北のゴジラ”。偉大な先輩の背中を追いかけ、飛躍の３年目につなげる。（長井　毅）

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