【オリックス】代役守護神・山岡泰輔打たれ逆転負け「僕の技術不足」 中嶋聡監督「やっぱり難しい」

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2023.10.20(金) 05:15

9回無死二塁、安田尚憲(左)に同点となる右線への適時二塁打を浴びたオリックスの山岡泰輔(カメラ・渡辺 了文)

◆2023 パーソルクライマックスシリーズ パ・ファイナルステージ第2戦 オリックス5―6ロッテ(19日・京セラドーム大阪)

 我慢比べの結末は、黒星だった。オリックス・中嶋聡監督(54)が、苦しそうに言葉を絞り出した。「やっぱり難しいのですかね。プレーオフ(CS)の難しさといいますか…」。ロッテの執念に屈し、逆転負け。痛恨の9回だった。

 初戦で18球を投げていた守護神・平野佳をベンチから外し、山岡に託した。7月下旬から配置転換し、リリーフとしての19試合は防御率1・91。3セーブと代役の経験もあったが、先頭の角中に与えたストレートの四球から決壊した。無死二塁で安田に同点二塁打。さらに1死三塁では通算15打数8安打の天敵・山口に決勝犠飛を打ち上げられ「(先頭への)入りだけ。悪いところが出た。僕の技術不足だと思います」と受け止めた。

 山岡の前に立ち、責任をかぶったのは中嶋監督だった。「あそこでスパッと行っていれば、展開もまた違っていたと思う。俺のミスです」と自ら触れたのが6回の采配。5回67球、1失点だった田嶋を続投させ、2死からの連続四球で結果的に勝ち越しを許した場面も「引っ張りすぎた」と勝負のポイントとした。

 下を向く暇がないのが短期決戦。第3戦の相手先発は沢村。ロッテが採用するブルペンデーでは今季2戦2敗だが、勝てば日本シリーズ進出に王手がかかる。一つ負けても、まだまだ優位。一時停止しただけだ。(長田 亨)

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