◆２０２３　パーソルクライマックスシリーズ　パ・ファイナルステージ第１戦　オリックス８―５ロッテ（１８日・京セラドーム）

　オリックスがロッテとの初戦を制し、対戦成績を２勝（アドバンテージの１勝を含む）とした。エース・山本由伸投手が今季最悪の５失点を喫したものの、中盤の集中打で逆転した。パ・リーグで１勝のアドバンテージ含む２勝０敗なら、突破率は１００％。王者が、２年連続日本一へ向け、好発進だ。

　勝ち越しを許した直後の６回に一挙４得点で逆転した。無死１塁で杉本が右中間へ二塁打を放ち同点。ゴンザレスの四球と暴投で無死一、三塁とし、紅林の右前打で勝ち越しに成功した。さらに１死二、三塁から若月の投ゴロ、続く中川が左前打を放ち、一気に勝負を決定づけた。

　先発・山本は初回にまさかの３失点。ＣＳ登板１８イニング目にして初失点を喫した。それでも、２回以降は立ち直り、中盤のピンチは最少失点で切り抜けた。７回１１６球で９奪三振、今季最悪の５失点だったが、勝利投手となった。

　テレビ解説に米大リーグのＲソックス・吉田正、スタンドにはカージナルスのヌートバーが観戦に訪れるなか、白星発進を決めた。

関連ニュース

・【オリックス】山本由伸、７回１０安打で今季最悪５失点も意地の同最多１１６球の力投
・【オリックス】紅林弘太郎　吉田正尚もうなる勝ち越し打「これが２ストライクからの打率がいい理由」
・【オリックス】ＣＳ男・ラオウ杉本裕太郎が同点打　解説の吉田正尚「最高です」
・【オリックス】“たっちゃん”ヌートバー、ＣＳサプライズ観戦！ＷＢＣ同僚・山本由伸ユニで応援
・【オリックス】吉田正尚、解説で山本由伸のメジャー人気明かす「みんな聞いてくる。こっちに来るのかって」