【ロッテ】劇的CS最終S進出も先発が足りない!第3、4戦を異例の「2試合連続ブルペンデー」可能性も

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2023.10.18(水) 05:00

囲み取材を受ける吉井監督(カメラ・岩田 大補)

 「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」の最終ステージ(S)が18日に京セラDで開幕する。CS最終ステージに進出したロッテが、先発投手のコマ不足から第3、4戦を異例の「2試合連続ブルペンデー」で臨む可能性があることが17日、分かった。第1S最終戦を奇跡的な逆転サヨナラ劇で制し、最終Sにコマを進めたロッテだが、V3王者オリックスとの最終Sは、さらに苦しい戦いが待ち受けている。

 この日、一部の選手が自主練習を行った京セラDで取材に応じた吉井理人監督(58)は、最終Sの先発投手について「明日(予告先発の美馬)は決まってますけど、その後は体調のこともありますし、まだちょっと決まってない」と、改めて苦しい台所事情を明かした。

 チーム最多タイ10勝の種市が右肘炎症、後半戦でローテに定着したカスティーヨも右前腕部を痛め離脱中。第2戦はメルセデスが有力視されているものの、第3戦は先発要員が不在で、DeNA時代に“マダックス”(100球以下での完封)の実績もある国吉らによるブルペンデーになりそうだ。

 続く第4戦は、14日の第1S初戦で3回無失点だった佐々木朗が中6日で登板する可能性はあるものの、令和の怪物はこの日の自主練習ではキャッチボールなどごく軽めの調整。吉井監督は趣味の競馬に例えて「まだなんか、放牧に出た馬みたい」と表現した。発熱による離脱から約1か月ぶりのぶっつけ本番で力投しただけに、回復に時間がかかるもよう。登板できても、引き続きイニングや球数の制限は残り、2試合連続のブルペンデーは必至だ。

 きわめて不利な状況ながら、第5戦以降まで持ち込めば、第1Sでも先発した西野と小島を中6日で投入できる。指揮官はシーズンでは避けていたリリーフ陣の3連投についても「(終盤戦で)やってもいいかなと思っていたが、機会がなかっただけ。全然4連投もあると思う」と断言。総力戦で王者に立ち向かう。(星野 和明)

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