新球場初年度のシーズンが終わりました。選手、ファン、球団職員にとっても初めての１年。チームの成績は残念でしたが、ワクワクさせてくれる選手が増えたと感じる１４３試合でした。特に万波選手は、開幕前に侍ジャパンのサポートメンバーで結果を残し、オールスターでＭＶＰを取り、最後はホームラン王争いまで。一緒にプレーした１９年からの３年間は、２軍で「プロの高い壁」に悩んでいました。千葉・鎌ケ谷で過ごした時間が決して無駄じゃなかったことを本人が証明した。今年の活躍は自分のことのようにうれしかったですね。

　ここで皆さんに一つ。９月１７日。何とエスコンでホームランを打てました（笑い）。斎藤佑樹さんが監督を務める「ＡＬＬ　ＨＯＫＫＡＩＤＯ」の一員として、野球インフルエンサーチーム「パワフルスピリッツ」と対決しました。我ながら打った瞬間完璧と言える右中間への先制アーチ。実は練習で一球もボールを打っていなくて“ぶっつけ本番”でした。そのあと、同じチームの糸井（嘉男）さんが強烈なホームランを打って僕の活躍は薄れちゃいましたけど…。でも「谷口は本当にプロ野球選手だったんだよ」というのは見せられたと思います（笑い）。

　「職員」でホームランを打ったのも僕が初めて。ある意味忘れられない一本です。エスコンでのダイヤモンド一周は、たまらなく気持ち良かったなあ。スタンドには谷口グッズを持った方もいて、それが目に入った時に「やってやるぞ」とスイッチが入りました。やっぱり野球選手は、ファンがいるから頑張れる。来年もぜひ球場で選手を応援してあげてください。チームも来季こそは、結果でファンを喜ばせてほしいです。

　来場者３００万人を突破したＦビレッジは、実はオフもすごい！　１１月１日からは何と期間限定で「スノーパーク」がオープンします。「スキー体験」と「そり・雪遊び」の２つのエリアが誕生し、道具もレンタル可能。手ぶらで来て、雪上体験ができちゃうんです。春夏秋のシーズナルイベントも好評でしたが、北海道と言えばやっぱり冬。ぜひ遊びに来てくださいね。（谷口　雄也）

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