【日本ハム】北海道医療大がFビレッジ内に移転 28年4月に新キャンパス開設 総事業費420億円

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2023.10.10(火) 15:37

エスコンフィールド北海道で会見に臨んだ(手前から)上野正三北広島市長、鈴木英二北海道医療大理事長、ファイターズスポーツ&エンターテイメント小村勝代表取締役社長(カメラ・堀内 啓太)

 株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下、FSE)と北海道医療大(当別町)を運営する学校法人東日本学園、北広島市の3者は10日、日本ハムの新球場・エスコンフィールド北海道で「共同まちづくりに関する基本合意締結記者会見」を開き、2028年4月に「北海道ボールパークFビレッジ」内に同大の新キャンパスを開設することで基本合意した。

 会見には同市の上野正三市長と経済部の川村裕樹部長、同大の鈴木英二理事長、FSEの小村勝代表取締役社長と前沢賢取締役が参加。新キャンパスの概要説明などが行われ、総事業費は約420億円、現時点での面積は約6万5000平方メートルの見込みだと発表された。

 鈴木理事長はキャンパス増設の理由として、18歳人口の減少に伴って学生募集が年々厳しくなり、安定的な学生確保が経営課題になっていること、受験動向に大きな影響を与える通学の利便性、アクセスの改善が急務であることを挙げ「(キャンパスの)具体的な図面などはまだ引かれておらず詳しく何階建てなどは答えられませんが、来年(24年)2、3月には(設計を)固め、工事開始はその1年後ぐらいになる予定です」と25年春ごろに建設開始予定であることを明かした。

 新キャンパスの開発対象エリアは現在の駐車場エリアにあたるといい、ボールパークプロジェクトの中心を担うFSEの前沢氏は「現段階では今の台数を死守し、開発によって失われるエリアは立体駐車場をつくって台数を確保しながら調整していきたい」。FSEの小村氏は「Fビレッジ内に大学キャンパス、医療機関ができれば、より一層このエリアに幅広い世代の方々がいらっしゃることになり、さらににぎわいや活気が満ちあふれた場所になると思っています。医療とスポーツの親和性は高く、日常的に人々が通われる場所がFビレッジにできることでこれまで以上にいい街になっていくと考えています」などと話した。

 北海道医療大は9月27日の理事会で、北海道ボールパークFビレッジへキャンパスを移転する方針を決定していた。

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